ICソケットには極性はある?

ICを直接半田付けすると、それを別の電子回路で使う時などは半田を全て取り除いてから別のプリント基板に半田付けしなければなりません。また、リニアICなどの場合は色々なメーカーから製品化されていて同じ機能を持つものでもメーカーの違いで若干電気特性上の違いがあるので、いくつかのメーカーのICを交換しながら自作もしくは試作中の電子回路に組み込みながらテストしたい、このようなケースもありICソケットを使うのが便利です。ICソケットをプリント基板に半田付けする時、ICと同じように1番ピンの位置を確認してから行うなど初めて使う人は気になるのではないでしょうか。ICソケットには切欠などが付いているものもあるのですが、基本的に極性はないので逆向きなどに関係なくそのまま半田付けして使うことはできます。

ただ、切欠や1番ピンを示すマークがついているタイプもあるので、後からICを挿入する時に逆向きに挿入しないようにするためにも合わせておくと良いでしょう。ICを真上から見た時に丸マークがついている部分が1番ピン、切欠があるものは切欠を上側にした時に左側になるのが1番ピンです。部品は全て半田付けし終えた後は誤挿入の確認や極性などの確認を行ってから通電する、これは電子工作を行う上での基本中の基本です。部品を全て半田付けすると直ぐに電源を入れて動作を確認したくなるのは当然ではあるけれども、極性などを間違えるとショートなどで回路が故障するので必ず確認してから行うようにしましょう。

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